時計修理・オーバーホール「故障?どこで、いくら?」をすべて解決

時計修理・オーバーホール「故障?どこで、いくら?」のすべて解決 アイキャッチ 時計修理について

【時計修理の疑問にすべてお答えします】

あなたは大切にしている時計のトラブルで困っていませんか?

  • 「気がついたら遅れたり止まっている」
  • 「なぜかガラスが曇るときがある」
  • 「古い時計だから修理できるか心配…」

など、そのまま時計を使っていいのかどうかも分からず不安だと思います。

でも心配ありません、この記事を読んでいただければ時計の修理についての迷いが解決できるでしょう。

今回は時計の修理・オーバーホールについて、

  • 修理が必要なのか確認する方法
  • 時計の修理先の選び方
  • おおよその値段(修理専門店)

など機械式時計・クオーツ時計の修理全般の疑問にお答えします。

大切な時計はトラブルをそのままにしないで早めに修理を依頼しましょう。

「修理が必要?」簡単な確認方法

”気がついたら時刻が遅れている”などがあれば、大切な時計が壊れてしまったかと本当に不安になってしまいますよね。

でも焦らすに、まずは本当に修理が必要なのか簡単にチェックしてみましょう。

  • 『機械式時計の確認方法』
  • 『クオーツ時計の確認方法』
  • 『ガラスが曇ってしまう場合』

誰でもできる簡単な確認方法をご紹介します。

 『機械式時計の確認方法』

■ 気がつくと遅れている場合

ーー「しっかりとゼンマイを巻いてみる」

デスクワークが多い人や歩くことが少なかったりすると自動巻きの時計でも巻き量が足りなくなる場合があります。

まずは自動巻きでも手巻きでしっかり巻き上げて様子をみてみましょう。

ーー「オーバーホール時期を考える」

購入して5年以上使っている時計が遅れがちになっている場合は【機械の油切れ・汚れ】が考えられます。そのまま使用すると歯車などパーツの消耗が早くなるのでオーバーホールをしましょう。

機械の油切れによる遅れや止まりは機械式時計にいちばん多いトラブルです。

<オーバーホール時期について>

複雑な機械を分解・清掃・調整するオーバーホールは機械式時計を長く愛用するために、とても大切な定期メンテナンスです。

オーバーホールは購入後3年目に一度すれば、そのあとは5年に一度くらいの頻度でかまわないでしょう。(3年くらいではあまり油切れをしないため)

ただし高温多湿の日本では、生活防水や非防水の時計は湿気の入り込みの危険が高いので、防水のチェックも兼ねて3年に一度のオーバーホールがおすすめです。

新品は最初の分解掃除が重要
機械式時計は、特に新品のときは摩擦による潤滑油の汚れや細かな金属紛が出やすい時期であるため、最初の3年目の分解掃除(オーバーホール)はその後永く使う上でとても大切です。
出典:SEIKO「分解掃除(オーバーホール)が必要な理由」より

関連:機械式時計に定期的なオーバーホールは必要?【何年ごと?】

ーー「方位磁石を近づけてみる」

またスマホやバッグの磁気ホックなどで強い磁気を帯びてしまった場合も遅れを生じやすくなります。その場合は磁気抜き(脱磁)という修理が必要になります。

確認方法は方位磁石を時計に近づけて針が大きく動くようだと磁気が帯びていると確認できます。

機械式時計はいちど強い磁気を帯びてしまうと磁気抜きをするまで時刻のズレが生じやすくなるので、磁気の強い場所には保管しないように気をつけてください。

■ 急に止まる、動かない場合

ーー「異音がしないか確認する」

キケンなのは「いきなり止まるようになった」「動かない」という症状です。

この場合はむやみにゼンマイを巻いて動かすようなことはせずに、時計本体を軽く振って中で音がしないか聞いてみてください。

”カラカラ”という音がしたら何かのパーツが外れている可能性があります。

また裏蓋がシースルーバック(ガラス)になっている場合は目でもチェックしてみてください。

機械式時計のトラブルで案外多いのが「ネジの外れ」で、動き回ったり歯車に挟まったりしてトラブルの原因になっている場合があります。

その場合は、すぐに使用をやめて他の部分を傷める前に修理に出しましょう。

『クオーツ時計の確認方法』

■ 動いたり止まったりする場合

ーー「まずは時刻合わせをしてみる」

まずは時刻合わせをして様子をみてください。

リューズが洋服などの繊維にひっかかり時刻がズレてしまったケースも考えられます。またスマホやバッグの磁石ホックなど磁気の影響で遅れが生じる場合もあります。(クオーツ時計は強い磁気帯びで無ければ時刻合わせをしてそのまま使えます)

それでも動いたり止まったりという症状が出る場合は電池が原因ではなく、機械的な故障の可能性が高くなります。

理由としては、時計用の酸化銀電池はだんだん消耗するのではなくストンと電池が無くなってしまうので、電池切れの場合は一度止まると動き出すことがないからです。

酸化銀電池の特性グラフ 時計用

また10年くらい使用している時計なら内部機械の油切れの疑いもあります。

■ ソーラー時計が止まる場合

ーー「しっかり充電させてみる」

ソーラー時計の場合は袖に時計が隠れたりして充電不足もよくあるので、いちど直射日光のあたる窓際で一日ほど充電させてみましょう。

それでもすぐに止まる場合は機械的なトラブルが考えられるので修理に出しましょう。

また、何年も使ってなく止まりっぱなしになっていたソーラー時計は二次電池という電気を溜めておく電池が劣化してしまっている場合があり、十分に充電させてもすぐに止まりやすくなるので修理が必要になります。

『ガラスが曇ってしまう場合』

ーー「水滴のあとが残るかを確認」

まずはガラスの内側に水滴の跡が残るかを確認してください。

ガラスの内側がうっすらと曇るくらいですぐに消えるならあまり心配はありませんが、水滴のあとが残るくらいの湿気が入っている場合は防水のパッキンがダメになっている可能性があります。

もし内部に錆が発生した場合は油切れよりも深刻なダメージになりやすく、高額な修理になったり修理不可になる場合も考えられます。

湿気の入り込みは時計に大きなダメージを与えるので、一刻も早く修理に出しましょう。

  • 水滴の跡がのこる
    ⇒すぐに修理に出しましょう
  • 水滴の跡がのこらない
    ⇒すぐには危険がありません
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【水入りは錆びの原因に…】 最初にお答えしますが、時計を洗濯してしまってガラスに水滴が見えるほど水が入ってしまった場合はオーバーホール(分解掃除)をするしか解決する方法はありません。 また洗濯後に、ガラスが時々曇ってしまい水滴の...

「どこで修理すればいい?」修理先の選び方

修理が必要かの確認をしても動かなかったり遅れたりするなら、残念ですが早めに時計を修理に出しましょう。

  • 「手軽に安く修理するならどこ?」
  • 「保証期間内なら、どこでもいい?」
  • 「時計メーカーで修理を断られた…」

という内容に分けてそれぞれに合った修理店をお答えします。

手軽に安く修理『時計修理専門店』

ーー「自宅から配送で修理ができる修理専門店」

仕事や家事で忙しく時計店に行くのが難しいという人も多いので、最近はメールと配送で修理ができる『時計修理専門店』を利用する人が増えています。

自分の都合のいい時間にメールで依頼すれば無料の見積もりパックを送ってくれ、修理後も自宅に配達されるので時計店までわざわざ取りに行く必要もなくとても便利です。
(見積もりパック:時計を送るための梱包キット)

時計店まで遠かったり、小さなお子様がいる主婦の方などに時計修理専門店はぴったりです。

しかも時計店で修理をするより安くできる可能性があるのもおすすめする理由の一つ。

少しでも安く修理をしたいという人も修理専門店をぜひ検討してみてください。

■ 修理専門店の安さの理由

  • 取り次ぎ手数料がかからないから
  • 修理窓口の運営費を安くできるから

じつは一般的な時計店で修理を依頼する場合は修理料金のほかに”取り次ぎ手数料”が発生します。それは修理品を発送したり管理・保管・連絡したりする手間がかかるからです。

なので、中間に時計店を通さない修理専門店なら取り次ぎ手数料が発生しません。

またメール受付なので専用のオペレーターも必要もなく、修理受付の運営費用を最小限に抑えることで修理料金を安くすることが可能となっています。

しかも日本全国から修理受付ができるのも安くできる理由の一つです。

保証期間内なら『購入店で修理』

ーー「保証期間内は購入店で修理しましょう」

まだ保証期間内で不具合が出た場合は購入店からメーカー修理を依頼しましょう。メーカー保証を受けるには購入店での修理依頼が原則となっているからです。

ただし、プレゼントや転居して購入店まで行けない場合はお客様相談室にお問い合わせしてみてください。

:時計メーカー修理関連
SEIKOカスタマーサービス
CITIZENサポート

時計メーカーで修理を断られた場合

ーー「修理専門店ならできる場合もあります」

時計メーカーに修理を依頼しても修理を断られる場合があります。

とくに国産メーカーの古い時計は交換部品がすでに無くなっており、修理受付もしてもらえない場合もあります。

しかし、時計修理専門店なら独自で部品をストックしていたり複数の仕入れ先があったりと修理できる可能性があります。また専用部品ではなくても代替ができる部品で修理してくれることもあります。

とにかく「思い出のある大切な時計」ならメーカー修理を断られた場合でも修理専門店で見積もりをお願いしてみましょう。

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「時計メーカーで修理する場合、いくらくらい?」

時計メーカーの修理について、おおよその修理料金をご紹介します。

メーカー修理での、おおよその料金
ロレックス(自動巻き) 40,000円~55,000円
オメガ(自動巻き) 50,000~75,000円
カルティエ(クオーツ) 45,000円前後
国産時計(クオーツ) 10,000~18,000円
国産時計(自動巻き) 15,000円~25,000円

・メーカーでのおおよそのオーバーホール料金

修理料金については時計ごとに症状が違うのでお答えしにくいのですが、時計の不具合が止まり・遅れだけで本体やガラス・ベルトなどの修理を含まないおおよその料金だと思ってください。

修理料金を見ると「やっぱり高いなー」という印象を受けると思います。

とくに海外ブランドの自動巻きクロノグラフはやや高価なオーバーホールとなってしまうので、不具合をごまかしながら使っている人も多いのではないでしょうか。

あまり無理をして使い続けると交換部品の多くなる修理にもなりかねないので、なるべく早くオーバーホールに出しましょう。

ガラスやベルトなど外装に不具合がない場合は『時計修理専門店』の方が早く安くオーバーホールができる場合があるので、費用を抑えたい人や忙しく時間が無い人におすすめです。

あとがき

時計の修理は時計店に依頼してメーカー修理しかできないって思っていませんか?

でも、じつは時計修理専門店という専門店が全国にたくさんあります。

修理専門店には特長があって、

  • 高級時計ブランドを得意としている
  • 短期間でオーバーホールができる
  • 特殊な修理も引き受ける

などお店により違いがあります。

あなたの時計のトラブルにあったお店を選べばメーカー修理よりも安く早く、しかも手軽に修理ができるでしょう。

スマホやパソコンからメールで依頼して配送で済むので、いちいち仕事帰りに時計店まで行く必要もありません。

なにより修理専門店は取り次ぎ手数料がかからないのがいいんです。

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