【腕時計のベルト修理について】
腕時計を何年も愛用していると金属ベルトが突然壊れてしまうことがあります。
それは金属疲労だったり錆びなどが原因だったりしますが、腕時計のベルトは基本的に交換修理になるので凄く高額な修理料金になったり交換部品が無くて修理不可として戻ってきてしまうことがあります。
もし、あなたの時計が購入後20年近く経っているならベルト修理は交換ではなく溶接修理しかできないかもしれません。
今回は、
- 腕時計のベルト修理
- ベルトに入っているピンの不具合
についてお話しします。
腕時計のベルト修理は基本的には交換

腕時計のベルトの修理はどんなブランドでも基本的にはベルト交換になります。
交換ならすべて新しくなるのでいいと思うかもしれませんが、部品代だけでもかなりの高額になる場合があるので実際は喜んでいられません。
ブランドや時計のランクによっても違うのですが、ベルトの部品代としては時計本体価格の約30~50%くらいになる場合があります。
「えっ?10万円の時計ならベルトの部品代で3万円もするの?」って思いますよね…。
じつはベルト部品ってめちゃくちゃ割高なんです。
(グランドセイコーなどではベルト部品だけで10万円以上のモノもあります…)
理由の一つとしては、時計ベルトは多くの場合は専用デザインになっているので使いまわしができない部品になり高額になりやすいのです。
さらにベルト部品ってその時計にしか使えないので、修理用のストックも少なかったりするのです。
例えば時計に入っているムーブメント(機械)は基本的に専用部品ではなく、他のモデルにも使われたり何十年にもわたって使い続けられるので、修理部品のストックも多く部品単体の価格も低価格に抑えることができます。
なので時計ベルトの修理は高額になったり、部品が無くなり修理不可になりやすいのです。
溶接修理も可能な修理専門店
時計メーカーでベルト修理ができなくても諦めないでください。
あなたの時計が古くて交換部品が無くメーカー修理不可になったとしても、レーザー溶接で修理してくれる時計修理専門店があります。
もちろんすべてのベルトが修理できるわけではないと思いますが、比較的に壊れやすいバックル(中留)の金属部分や固定されたピンの再生加工ならできるようです。
特殊修理なのでやや高額な修理になるようですが、オリジナルのベルトが使えるようになるのでベルト交換のようにベルトだけ新品で風合いが合わないってこともありません。
それにやっぱり愛着のある時計のベルトを変えずに修理ができるのって嬉しいですよね!
料金は個々の条件が違うので見積もりをしてみましょう。
時計ベルトのピンが抜けるなどの修理について

じつは時計のベルト修理でも比較的に軽度なトラブルとしてピン不良があります。
時計のベルトには調整するためのピンが入っている部分とピンが完全に固定されている部分に分けることができます。
ベルトのサイズ調整をする部分のピンが外れた場合などは時計店で修理を依頼すればベルト交換をせずに比較的に安価な修理で済みます。それは元々抜き差しするようにできている場所なので大きく精度が変わっていなければ新しいピンを入れるだけで完了するからです。
見分け方は、ベルトの裏側に矢印が刻印されていれば調整用の部分ということになります。
しかし時計本体に近くパーツ裏に矢印などの刻印がなければ固定部分の破損となり基本的にはベルト交換が必要な修理となる場合がほとんどになります。
ベルトと本体を繫ぐピンが折れた場合
また時計本体とベルトを繫いでいる『バネ棒』がよく錆びて折れるのですが、このバネ棒はその場で取付可能な場合がほとんどです。
バネ棒が折れて外れただけならベルト修理を依頼する前に、時計店や量販店の修理コーナーで相談をしてみましょう。
『バネ棒』は基本的に汎用品で交換可能ですが、本格ダイバーズウォッチなどは太いバネ棒が入っているため部品取り寄せが必要になる場合もあります。
ベルト修理まとめ
- ベルト修理は基本的には交換になる
- ベルト交換は高額修理の場合が多い
- 修理部品のベルトは欠品しやすい
- 溶接修理対応の修理専門店もある
- バネ棒の破損だけなら時計店で相談してみる
ベルト破損の原因は様々ですが、傷が付かないようにセーム革やシリコンクロスなどで汗や汚れを拭いておくだけでも経年変化は違ってくると思います。
